COLUMN

自動車保険の保険金請求による割引等級への影響

自動車保険を使うと保険料が高くなる!!と皆さん思っておられますが、保険を使っても等級がさがらない場合があるのをご存知ですか?

(ノーカウント事故の場合、等級は下がらないです)

 

 

自動車保険料を算出する1つに『等級』という考え方があります!高い等級(20等級)の方が、保険料はお安くなり、低い等級(1等級)の方が、保険料は高くなります。

 

保険を使うと等級は、下記のように事故の内容によって3パターンの等級認定があります。

 

1等級ダウン事故

車両事故のうち、火災・爆発・窓ガラスの破損(注1)・盗難・騒擾・労働争議に伴う暴力行為または破壊行為・台風・竜巻・洪水・高潮・落書・いたずら・飛来中または、落下中の他物との衝突(注2)・その他偶然な事故・地震、噴火津波危険特約にかかわる事故

(注1他物との衝突・接触・転覆・墜落によるものを除きます)

(注2ご契約のお車の運行によるもの及び他の自動車との衝突・接触によるものを除きます)

車両事故とノーカウント事故の組み合わせの事故

 

ノーカウント事故

対人臨時費用・無保険車事故傷害特約・人身傷害保険・人身傷害の他車搭乗中および車外自動車事故補償特約・車両運送・応急対応特約・レンタカー費用特約・搭乗者傷害特約・弁護士特約・ファミリーバイク特約・個人賠償特約・地震・噴火・津波危険車両全損時一時金特約・被害者救援費用特約

 

3等級ダウン事故

1等級ダウンおよびノーカウント事故のいずれにも該当しない保険事故

 

 

 

ロードサービスだけ使いたいという時や、ファミリーバイク特約での事故の場合、保険を使ったら・・とお声がありますが、特約だけの請求であればノーカウント事故になる可能性が高く、等級は下がりませんので安心して保険を使って頂けます。

(保険事故が起こった場合は、ご加入の保険会社に確認してください)

 

ロードサービスに関して、保険期間中に〇〇回に限る等保険会社によって制限がある場合もありますので、ご注意下さい

 

1等級事故や3等級事故を起こしてしまうと、更新時、保険料が高くなります。

 

ご自身の事故がどのダウン事故に分類されるのかによって、等級ダウンは相違します。

 

事故が起こってしまった際は、保険を使うと、次年度以降の保険料がどのくらいになるのか?シュミレーションを依頼しつつ、適格に保険を使って頂きたいと思います。

 

保険料払ってばかりで、保険金請求をした事がないとお声を聞く事が多いですが、事故が起こってしまった時の為の保険なので、正しく請求をして頂きたいと思います。

 

面倒くさいと言われる事もありますが、保険料を払うだけが保険契約ではなく、その後の安心を買って頂くのが保険の役割でありますので、是非、適正な保険の活用をお願い致します。

 

 

<文責>

株式会社FPイノベーション

向井 由美子

 

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