COLUMN

事業承継の重要なポイント

事業承継を一言で言えば「社長交代」です。

この一言ですべては完結するのですが、一番重要なことは「社長が交代をして事業が継続するのか?」ということです。

 

各種専門家は、事業承継を「社長交代=財産の承継」という視点になりがちで、役員退職金であるとか自社株の承継問題などにフォーカスしますが、まず重要なことは事業継続です。

 

事業継続という観点から見た場合、いろいろな問題点が見えてきます。

 

・そもそも事業継続に値するビジネスなのか?

・事業継続が出来るだけの財務状況になっているのか?

・安定的に事業継続が出来る株主構成になっているのか?

 

まず最低限、クリアーしなければならない問題は上記3点であり、これをクリアーした上で初めて財産承継としての自社株や個人名義の不動産などの対応策を検討することになります。

 

これら財産承継については「金があれば何とかなる」のですから、この金を作るのはまさに本業で収益を挙げて内部留保することにつきます。

 

そしてその金が出来るまでの時間の間に万が一のことが発生した場合には、生命保険を活用することで時間を買うことが出来ます。

 

事業承継を考えておられる経営者にお伝えしたいのは、リタイアメントプランとマネープランを分けて考える事です。

 

社長を交代する際に幾ら換金をして個人の手元に幾ら残すのか?というマネープランは退職金だけではありません。

 

自社株の売却や分掌変更による役員報酬を取り続けること、さらには法人から前社長にお金を貸し付けることなど方法は幾らでもあります。

 

そのマネープランを全体像を見た上で、何が一番最適なのか?を検討することが肝要です

 

マネープランとリタイアメントプランについてはコチラの記事をご参照下さい。

 

 

<文責>

株式会社FPイノベーション

代表取締役 奥田雅也

 

 

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