COLUMN

保険金が支払われない理由を確認する

保険契約をする際、重要事項説明を受けると思うのですが、保険金が支払われない場合ってどんな時かご存知ですか?

 

どの保険にも共通しているのが、

 

  • 契約者(被保険者)または、その同居の親族等の故意もしくは、重大な過失または法令違反によって生じた損害
  • 地震・噴火・またはこれらによる津波によって生じた損害(地震保険特約を付帯するとこれらの文言は取り消され、地震時も有効になります)
  • 風・雨・雪・雹・砂塵等の建物内部への吹込み、浸込みまたは漏入によって生じた損害
  • 自然の消耗または劣化によって生じた損害
  • 戦争・テロによって生じた損害

 

保険種目や保険会社によっては、パソコン・眼鏡等々がでませんと言ったように違いがありますが、保険がでない時というのを必ず設定しております。

 

飲酒運転やあおり運転、詐欺やインサイダー等々、法律に違反している状態で、車の事故が起きたり、株主から訴えられたとなった時、保険は対象になるのか?と聞かれる事がありますが、こういう時も保険で対応していると、不公平感が発生し、保険が成り立たなくなりますので、保険金としての支払いはできないと重要事項上に明記されています。

 

最近テレビのコマーシャルで見るPCB(ポリ塩化ビフェニル)の廃棄について、補助金がでるので、速やかに廃棄をというCMをよく見るのですが、当初PCBの処理期限は、平成28年7月とされていましたが、平成24年12月にPCB特別措置法施行令の一部改正があり、PCBの処理期限は平成39年3月31日と定められました。

 

こういう決まりがあるにも関わらず、期限を超えてしまって処分をしていなかった場合、PCBが原因で爆発が起こったり、近隣住民の人体に影響を与えてしまった場合に保険の対象になるのでしょうか?

 

こういった場合は、必ずしも保険がでるとは言い切れなくなります。

 

国や地方からの罰則があるかも知れませんし、そうなりますと二重三重に費用がかかりますので、こういったルールを守る事も重要なリスクマネジメントと言えます。

 

後よくあるのが、雨漏りの問い合わせで、保険はでますか?と質問が大変多いです。

 

雨漏りの場合、台風で屋根がとんでしまい、雨が入ってきて、壁が浮いてしまった等、原因がきちんとしていると保険の対象になりますが、長年住んでいて、いつからか原因がわからないけど雨漏りがするという部分や、窓をあけぱなしにしており雨が吹込み床がふやけてしまった等が原因だと保険金の支払いができなくなる場合があります。

 

保険に加入した=どんな事故でも保険金がもらえる

 

これは大きな間違いなので、保険金が支払われない場合はどういう時なのかを知って、保険の契約をして頂きたいと思います。

 

保険金が支払われない場合というのは、損害保険に限らず、少額短期でも生命保険でも共済でも同じ事なので、ご自身が契約しようとしている補償内容と合わせて保険金支払いが対象にならない時を確認するよう心がけて頂き、トラブルの起きない契約をして欲しいと思います。

 

<文責>

株式会社FPイノベーション

向井 由美子

お問い合わせはこちら

この記事に付いているタグ